おしゃれでセンスの良い高級バッグは、女性の憧れとして支持を集めています。
その中でも、イタリア発祥の「FENDI(フェンディ)」のバッグは、新作が出るたびに、世界中のコレクターから熱く注目され、愛され続けています。
今回は、2021-22年秋冬ウィメンズコレクションのフェンディ新作バッグについてご紹介します。
フェンディファースト、フェンディタッチなど、女性の魅力を引き立てる、ハイセンスなバッグばかりですよ。
名作ピーカブーの新作もご紹介するので、是非チェックしてみてくださいね!
フェンディの歴史
フェンディは、1925年にエドアルド・フェンディとアデーレ・フェンディ夫妻が、イタリア・ローマにて、小さな革製品店をオープンしたことから始まりました。
当時ハリウッドで流行っていた、「毛皮の襟巻き」に着目し、毛皮のコートを発売したのが大ヒットし、躍進しました。
その後、イタリア人女性にとって、毛皮のコートはステータスのシンボルとなりました。
やがで、フェンディ夫妻の5人の娘たちもブランド戦略に携わるようになり、新しい視点からたくさんのアイデアを生み出していくこととなります。
「 ダブルF」柄のはじまり
1965年、まだ若手だったカール・ラガーフェルドが、フェンディのデザイナーとして就任しました。
カール・ラガーフェルド氏は、言わずと知れたファッション界を代表するデザイナーです。
彼は、エナメル加工や大胆なステッチ、織り込みなど、多種多様な技法を取り入れて、革新的なデザインをフェンディにもたらし、それまでの毛皮のイメージを一新します。
また、40年間コートの裏地に使っていた「F」を組み合わせ、「ダブルF」としてユニークなデザインを生み出しました。
ブランドのロゴとなったこの「ズッカ柄」は、幅広い世代から支持を受け、現在も多くのプロダクトに使用されています。
フェンディの現在
フェンディ家の3代目も事業に関わるようになり、フェンディ夫妻の孫にあたるシルヴィア・フェンディもデザインを担当するようになります。
また、1972年には日本での展開が始まり、商品のラインナップも充実していきました。
1999年には、LVMH(ルイ・ヴィトン・モエ・ヘネシー)とプラダとともに合同で会社を設立しました。
これによりフェンディは資本力と流通ネットワークを強化し、世界中に店舗を拡大していきます。
毛皮のコートから始まったフェンディは、現在ではアパレル、バッグ、サングラス、香水、アクセサリー、さらにはインテリアなど、幅広く展開し人気を博しています。
フェンディを代表する定番人気アイテム
ピーカブー(Peekaboo)
2009年に発表されたピーカブーは、ヨルダンのラーニア王妃も愛用するなど、世界で愛されているバッグです。
「ピーカブー」とは英語で「いないいないばあ」を意味します。
クリエイティブディレクターのシルヴィア・フェンディが、孫をあやすときにインスピレーションを得たことがきっかけだそうです。
金具を外した時のバッグの状態が「いないいないばあ」をしているように見えたことから名付けられました。
バッグが閉まった状態では、上品でシンプルな見た目なのに対し、開けると全く違ったデザインに見えるのがポイントです。
このバッグには、娘たちへと代々受け継がれていくという、家族に対する暖かい思いが込められています。
バイザウェイ(By the way)
2014年に登場した、ボストンバッグをモチーフにした、横に長いデザインのバイザウェイ。
比較的新しいバッグですが、発売以来すぐに人気となり、現在ではフェンディの定番モデルとなっています。
スタイリッシュでクールなデザインが特徴で、バイザウェイの名前の通り、様々な持ち方ができるのが最大のメリットです。
ストラップをつければショルダーバッグに、ストラップなしではハンドバッグや、クラッチバッグとして3wayで使用することができます。
バゲット(BAGUETTE)
フランスパンを小脇にかかえるようなキャッチーなデザインのバッグが「バゲット」です。
アメリカの有名ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」で、主役のサラ・ジェシカ・パーカーが愛用していたことで人気に火が付きました。
2019年にヴィンテージとして復活し、再ブームが巻き起こりました。
単色のシンプルなものから、ビーズや刺繍などを施したもの、フリンジ付きのカントリー風デザインまで、現在は1,000以上ものバリエーションがあります。
フェンディの2021年秋冬新作バッグ
フェンディの2021-22年秋冬ウィメンズコレクションは、新アーティスティック ディレクターであるキム・ジョーンズ(Kim Jones)の就任後初となるコレクションです。
フェンディ家5人姉妹のワードローブからインスパイアされ、真摯に働く、現代女性のためにウェアやバッグなどをデザインしました。
「フェンディ ファースト」
フェンディのイニシャル「F」を大胆にデザインした新アイコンバッグ「フェンディ ファースト」。
クラシカルな佇まいに、エッジの効いたアレンジがモダンに映えるデザインです。
大人のシックな着こなしのアクセントに取り入れたい、注目のバッグです。
新作フェンディ ファーストは、しなやかなナッパレザーやふわふわ感のあるシープスキン、ホワイトパイソンなど、幅広い素材がラインナップされています。
「フェンディ ファースト ミディアム」は、コスメポーチやB5サイズの手帳が入るくらいの収納力です。
ラムのナッパレザーで仕立てられたバッグは、しなやかで艶のあるレザーの風合いに、ゴールド仕上げのメタルパーツが美しく映えて、シャープなアクセントになっています。
そのほかにも、淡いピンクなどの明るいカラーや、幅広いシーンの装いに合うキャメルやチョコレートといった万能カラーも揃っています。
奥深いパターンが印象的なホワイトパイソンレザーで仕立てられたバッグは、装いを上品で優雅なムードにブラッシュアップしてくれます。
「フェンディ ファースト スモール」は、長財布やスマホを収納できるサイズ感です。
取り外し可能なレザーストラップを使って、ショルダーバッグやクラッチとして軽やかに身に着けやすい大きさです。
やわらかな風合いのラムレザー素材や、ホワイトパイソン素材のスモールサイズもラインナップしています。
ふわふわ感がキュートなメリノシープスキン素材は、秋冬シーズンにぴったりで要チェックのモデルです。
「フェンディタッチ」
「フェンディタッチ」は、フェミニンで洗練されたスタイルのなかに、レトロな雰囲気を醸し出します。
正面にあしらわれた「FF」ロゴのバックルをつまんで開けることから、その名の由来となっています。
ミニマルかつ大胆なディテールで、ドレスアップにもドレスダウンにも、幅広いシーンにマッチするバッグです。
豊富なニュートラルカラーのバリエーションにプラスして、アクティブなパイソン柄のディテールまで、全5色を展開しています。
スエードのライニングを施した2つのコンパーメントに分かれており、コンパクトなルックスからは想像もつかないほどの収納力を誇ります。
メタル部分はリッチなゴールドカラー、バッグのサイドにはレザーで覆われたモチーフが飾られています。取り外し可能なストラップが付属し、ショルダーバッグとしてはもちろん、クラッチバッグやクロスボディスタイルも楽しめます。
フロントにはアイコニックなFFロゴのバックルが誇らしげに輝き、ブランドDNAをしっかりアピールできます。
「ピーカブー アイシーユー」
名作バッグ「ピーカブー」の進化版として発表されて以来、機能性を兼ね備えた美しいデザインが注目を集めているバッグ「ピーカブー アイシーユー」に、普段使いに最適な小さなサイズが登場しました。
2021-22年秋冬コレクションでは、シックで大人の雰囲気を醸し出すネイビーとベージュの新色に加え、ソリッドなホワイトのクロコダイルレザーのピーカブー アイシーユー ミニが登場しました。
サイドにアコーディオンフレームが採用され、トップフラップが深めに開く構造になったことで、より収納しやすくなり、機能性が充実。
新たに、従来のモデルよりひと回り小さなサイズと、最高級のカーフレザーを職人が手作業で縫い合わせていく「セレリア」の2サイズ、合計3タイプが新登場しました。
日常に使いやすいサイズ感で、職人の手仕事の深みを感じられるラグジュアリーなラインナップとなっています。
まとめ
伝統の技を大切にしつつ、常に冒険心を忘れることない『フェンディ』のバッグ。
その新作からは目が離せませんね。大人の女性に寄り添ってくれる名品バッグを、ぜひこの機会にチェックしてみて下さいね。
ハイブランドを愛するビジネスパーソン向けWEBメディア『PREMIER VALUEマガジン』編集部員が、高級時計・ブランドバッグに関する最新ニュースをいち早くキャッチし、日本人の生活様式やトレンドに合わせた切り口で紹介中。 また、圧倒的な業界最低水準の手数料率で利用できる高級時計・ブランドバッグに特化した個人間取引サービス『PREMIER VALUE』のダウンロードはこちらから。ロレックス、パテック・フィリップ、オーデマ・ピゲ、エルメス、シャネルなど高級ブランド多数出品中。
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