主役級の存在感を放つトレンドバッグは、さりげなく持つだけで、お洒落上級者な着こなしに仕上がります。2022年の春夏は、どんなバッグに人気が集まるのでしょうか?
今回は、エルメス・シャネル・ヴィトン・セリーヌなど、人気ブランドのコレクションから、今期のバッグトレンドについてご紹介します。流行キーワードがたくさん登場するので、いち早く春夏のおしゃれをチェックしてみてください。
2022年SSのトレンドバッグとは
2022年春夏は、コーディネートを明るく輝かせる、ハッピーなムードのバッグが、多くトレンドに上がっています。「フラップバッグ」「Y2Kモチーフ」「かごバッグ」「チェーンモチーフ」などがその代表例です。ここから、2022年春夏のトレンドバッグについて、詳しく解説します。
洗練された美シルエット「フラップバッグ」
蓋が被さっていて、パタパタと開閉する「フラップバッグ」が、さまざまなブランドから登場していて、人気を博しています。フラップとは、バッグ本体を覆うようにかぶせるデザインを意味します。
バックル部分には、ブランドのロゴがあしらわれているものが多いのが特徴で、ロゴ人気は継続中です。フラップバッグは、コンパクトサイズから大ぶりなものまで揃っていますが、いずれも片手でさっと持つと旬な印象に仕上がります。
タイムレスで新作である「ディオール ボビー」バッグも、洗練されたフラップが魅力的なデザインとなっています。アンティークゴールド調の金具が、レトロなアクセントになっています。
ミリタリーテイストのバックルを備えた、長さ調節が可能なストラップが付属されているので、ハンドバッグとしてはもちろん、ショルダーバックやクロスボディとしてもお使いいただける便利なアイテムです。また、シーズン限定カラーも登場しており、トレンドのブライトカラーを選べば今っぽさが倍増します。
チャームやキラキラの「Y2Kモチーフ」
今季のトレンドとして外せないのが「Y2Kモチーフ」です。Y2Kとは「Year 2000」の略語で、今から約20年前にあたる2000年頃に流行したファッションが「Y2Kファッション」として流行っています。
具体的には、お腹見せやミニ丈、ボリュームシューズなどで、懐かしくも新しいルックです。バッグにおいては、チェーンやチャーム、キラキラ素材などで取り入れられています。高級ブランドでも、かつての名作シリーズを、現代風にアレンジをしてよみがえらせた、リバイバルバッグが注目されています。
これらは、クラシカルながらもトレンド感を味わえるのが大きな魅力です。プラダで2020年に登場した「Re-Edition(リエディション)」は、過去のアーカイブから着想を得てデザインされたナイロンアイテムのシリーズです。
各アイテムには、Re-Editionと刻印されたキーホルダーが付属しているのが特徴です。豊富なカラーバリエーションで、世界中のファッショニスタから支持されています。ブランドの象徴である、トライアングルロゴを配したショルダーバッグは、カーブを効かせた新鮮なフォルムです。キレイ目コーデからカジュアルスタイルまで、テイストを問わない万能さがあります。
春夏シーズン定番の「かごバッグ」
春夏シーズンは、「かごバッグを持ちたい!」という方が多くなります。今季も、各ブランドから胸がときめくラフィア素材のバッグがラインナップされています。
大きめトートから、まるでアクセサリーのようなバスケットタイプまで、幅広く揃っています。ディオールの上品でリッチな「WICKER バケットバッグ」は、ロゴジャカードがラグジュアリー感を添えています。こっくりしたカラーの籐を使っているため、レトロな風格を醸しており、味わい深い印象となります。アイコニックなロゴジャカードで、定番かごバッグも周囲と差をつけてみましょう。
スマートな長方形!「レクタングルバッグ」
今季、人気ブランドのコレクションに多く登場したのが「レクタングルバッグ」です。レクタングルは「長方形」を意味します。比較的細長く、スマートな印象の長方形が、最近の主流となっています。すっきりとしたレクタングルの形状が、コーディネート全体を引き締め、アクセントになってくれます。
シャネル「チョコバー チェーン ショルダーバッグ」は、まさにトレンドのレクタングルバッグです。すっきりとした長方形フォルムに、チョコレートを思わせるステッチを施したデザインが特徴となっています。
手触りの良いレザー素材で、シャネルらしい高級感があります。コンパクトなサイズ感で、お出掛けにはもちろん、パーティシーンにも活躍してくれます。
「チェーンモチーフ」旋風がふたたび!
チェーンモチーフは、常にトレンドバッグとして人気を博しています。今季はシンプルな佇まいのバッグに、チェーンでエッジを利かせたデザインが特に注目されています。
チェーンは、華奢な細めタイプから、インパクトのある大き目までさまざまなので、自分のスタイリングにマッチする方を選んでみましょう。ルイヴィトンの「クッサン PM」は、モノグラム・パターンをエンボス加工した上から、大胆なプリントを施したチェーンバッグです。
通常のストラップと同時に、特別なシーンにピッタリな、取外し可能なチャンキーチェーンをあしらっています。クッションのようなパフ感たっぷりのラムレザーで、ふんわりと仕立てているのが愛されているポイントです。
こなれ感たっぷりの「ビッグトート」
この春夏は、ビッグサイズのトートバッグがトレンドとして話題になっています。コレクションでも、さまざまなブランドが大き目トートバッグを取り入れていました。ここ数年ミニサイズのバッグ人気が続いていましたが、今期はビッグサイズのバッグがトレンドになりそうです。特に人気を集める可能性が高いのは、特大サイズのトートバッグです。
今シーズン、トートバッグを新調するのであれば、中途半端な大きさのものではなく、ぜひマキシサイズをチョイスすることをおすすめします。ただし、中身を詰め込みすぎると、シルエットが野暮ったく見えてしまうので、荷物は少なめにして、あえてクシャっとさせて持つのが今っぽいです。
エルメスからも、非常に大きなサイズのトートバッグがリリースされています。乗馬の鞭が着想となったハンドルのデザインが目を引く「スティープル」です。大きいサイズでもカジュアルになりすぎず、品性を保ってくれるのは、エルメスの卓越した技術ならではです。馬のプリントもデザイン性が高く、間違いなく主役になってくれる逸品です。
まとめ
今回は、2022年SSのトレンドバッグを総チェックしました。旬度の高いバッグは、1点投入するだけで主役級の存在感を放ってくれます。「今日のコーディネート、何だか物足りない」といった日の、スパイスにもなってくれる頼れるアイテムを、ぜひチェックしてみてください。
ハイブランドを愛するビジネスパーソン向けWEBメディア『PREMIER VALUEマガジン』編集部員が、高級時計・ブランドバッグに関する最新ニュースをいち早くキャッチし、日本人の生活様式やトレンドに合わせた切り口で紹介中。 また、圧倒的な業界最低水準の手数料率で利用できる高級時計・ブランドバッグに特化した個人間取引サービス『PREMIER VALUE』のダウンロードはこちらから。ロレックス、パテック・フィリップ、オーデマ・ピゲ、エルメス、シャネルなど高級ブランド多数出品中。
コメント